ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の
米林宏昌監督が
石川のこの辺りの出身という事は知っていたのですが、
娘の通う高校の出身だったようです。
ということで先日、PTA主催の講演会があったので行ってきました。
いい意味で迫力とか熱血漢とかを感じさせない
応援したくなるような雰囲気が、
今の時代な感じでした。監督2.0?
アニメーションの製作過程でのお話しでは、
素人が聞くと気が遠くなるような常人離れした努力(描く描く描く!)
を知れました。
一番印象に残った言葉は、
ジブリから離れて立ち上げたSTUDIO PONOC(スタジオポノック)での
第一弾の作品の原作を探していた時の事。
「小さな魔法のほうき」という1971年に発表されたイギリスの児童文学が
「メアリと魔女の花」の原作なのですが、
米林監督がさらっと、
「あえて魔法を使わないというのが今の感じだなーと思った」
と言うような内容(実際の言葉は違ってたと思うけれど)
をおっしゃっていました。
ネタバレになっちゃうから書けないけれど、
このお話しを聞いてからメアリ📀を初めて見たのですが、
ある一言で涙腺決壊。
悲しくてでもなく、超感激してでもなくすごく新鮮な感覚で。
スタジオポノックの決意とも共通するのかもしれない一言。
そして今の私に響くものでした。
高校の途中から、数学をやめたらしい。
絵を描くことを決めて(あ、多分。記憶曖昧ですみません)
金沢の美大に行って、中退、
そしてジブリだったかな(曖昧)。
さて、質問タイムでは
在校生が、受験での不安や厳しさを例に挙げて、
大変な時、どうやって乗り越えてきたかを質問するのだけれど、
それまでの監督のお話の感激のせいで、
理数科なのに数学をやめちゃった監督からのお返事が
私の中でスルーしちゃって頭に入ってこない 笑。
PTAの役員の方々の苦笑が感じられる気がしてなりませんでした 笑。
まさに目の前のことである学生のヒシヒシとした気持ちも
痛いほど分かるし、
でもだからこそ米林監督の経歴からもうかがい知れる
色んな事を捨ててやりたい事を選んだという
そんな先輩がいるという事を見ることができたことは
後々希望になるんだろうなと思います。
ハープを弾いて歌える人に憧れる〜✨