シェイプアップという言葉がなつかしい。レオタードのお姉さんの美しいアーサナが満載です。
ヨーガのポーズと瞑想法の併用で効果を上げる、というのがコンセプトで、綿本氏が編み出した「虹の瞑想法」のことも書かれています。
チャクラという言葉は一個も書かれていないのですが1チャクラに呼応するアーサナから、7チャクラまで順に説明を入れながら掲載されています。
シェイプアップとはありますが、アーサナを行いチャクラのバランスをとっていくと自然にスリムになるしくみなのだということを書かれているのだと思いました。
その中で、ああそういう説明のしかたがあったんだ〜。と、感動した所を。
6チャクラとは書いてないけれど、そうだよね、の項目。
(日常生活の注意)
あなたは薬師丸ひろ子の口もとは好きですか?
このような質問に好きか嫌いかを判断する場合、私たちは何を基準にしているのでしょう。
ヨーガでは、三つのものさし(グナ)によって物事を判断するといいます。
1 サットバ (美しさ 清潔さ)
2 ラジャス (明るさ 快活さ)
3 タマス (静けさ 冷静さ)
そして、そのものさしで判断した結果(カルマ)が各人各様の喜怒哀楽を生み出し、心を乱すのです。
そして、それらの心の乱れが健康や美容にも大きな影響を与えるとなると、軽く見過ごすことはできません。
しかし、幸いなことにあなたがこの青色の瞑想でスカイブルーのバイブレーションに包まれるとき、額にある「心の目」が開眼するので、もう三つのものさしに頼らなくても判断できるようになるのです。第三の目といわれるこの目こそ、物事を「あるがままに」見られる真実の目なのです。
二つの目で判断し、それにこだわり生きてきた人に、第三の目であるがままを見る「知足」の心が目覚めるのです。
ヨガやインド哲学、アーユルヴェーダでは馴染みのあるトリグナ(3つのグナ)。万物すべてをこの3つの要素で表すことができる、という概念です。日本の日常によりなじみのあるものでしたら、中国生まれの陰陽五行になるのだとおもいます。
何を「好き」とするか?何を「良い」とするかを、自分の「ものさし(グナ)」によって測っているうちは、こだわりによって心の目を曇らせているので真実が見えてないのだよ、とおっしゃっているのですねえ。
主婦の長年の買い物経験から、生産者や加工者が絶対の自信があるであろう良質のものは、寡黙でさりげないもの。自然食と謳っている食品でも、パッケージに「こだわりのナントカカントカ・・・」と書いてあるものは、少々残念なものがあります。
こだわりとプライドは、あって百害だということを納得させてくれる本です。