8/2(火)
毎日、一週間先の天気をチェックしては
晴れ続きにおののいている。
昨日19時、部屋から見える入道雲がいかにも夏。
まだ明るい。けれど娘も私も眠くて、
昼寝しよう。と、電気を消した。
21時に起きたら
グレーの流れる雨雲に見え隠れする月。
幽玄だった。
真っ暗な中、二人で月の移動を観察し続ける。
8/5(土)
先週今週とお能を見に行く。
今までに5回見たが、
毎回違う公演内容なのに、同じ方の出演が多い。
大鼓は同じ方。ワキ(主役の相手役)も同じ。
太鼓も小鼓もだいたい同じ。
舞台は役柄がそれぞれだから、
皆んなが同じだけの仕事をこなす訳はなく、
平等という概念がないのは当然分かる。
分かるが、
お能の舞台での活躍をみると、
圧倒的に(表面的な)仕事量が偏っている。
役によっては
木🌲の役?ってくらい
動かない。
能は動きが極端に少ない芸能。
この世界は、場を共有している空気感、すなわちエーテル感が肝だと思った。
最初は意味不明だったけれど、
最近は、役者が動かなければ動かないほど面白くなってきた。
役者の纏う空気感(エーテル感)を
共に体験するのがお能だ。
そうなると、
何もしていないように見える
あの方、この方、この場に同調するのが楽しい。