読書
太陽の王ラムセス 1
セティ王が
息子ラムセスに多くのことを伝授していく巻。
p83
「これは"まっとうすべき務め"
のシンボルだ。
人間はそれぞれ、自分自身よりも、
自分の"まっとうすべき務め"を
見出すことを優先し、
それを遂行しなければならない。
ファラオの優先すべき務めは、
先頭にたって神々に奉仕することだ。
もし己のことしか考えないようになったら、
そやつは暴君になる」
王は説明した。
p195
「ファラオとは何か?」
セティがラムセスにたずねた。
「人民を幸せにする人です」
「そこにたどりつくには、
人民を幸福にしようと思うな。
神々にとってよいことを行うようにするのだ。
まず基本を探し求めて、
その次が調和だ」