読書
2本のアカシアの枝での奇跡。
2巻ではヒーラーのようなラムセス。
p248
ラムセスはまだ一年しか
エジプトを治めていなかったが、
すでに自分というものを棄てさっていた。
p62
「憶えていますか?
セタオーやモーゼやアメニといっしょに
自分たちな持つ真の力とはなんだろうかと
話しあったことがありましたね?」
「そうだ、アメニは国に仕えることでその答えを見つけた。
モーゼは建築に、
セタオーは蛇の世界に、
そしてアーシャ、
君は外交こ道にその答えを見出した」
「真の力とは‥‥あなたこそ、
その力を手に入れることになるのですよ」
「そうではない、アーシャ。
力は私の身体を通り過ぎるだけだ。
私の心、私の腕に宿るが、
私に受け入れるだけの能力がなければ
力は私を見離してしまうだろう」
p91
〜前略〜
調和とは、宝のなかでも
いちばん脆いものなのだ。〜後略〜