11/5(日)
光の石4 真理の場
シリーズの最終巻
とてもとても面白かった。
次はクリスチャン・ジャックの他のシリーズを読んでみる。
4の楽しみどころは
真理の場の職人たちの場面と
それを敵対する人たちの場面とでの
エネルギーの違い。
p42、p86、p240
本文からの抜粋。読み返しやすいように改行を加えています。
p42
八は原始の力を象徴する。
📝
なぜ8のかは分からないけれど、
ほんとだ!と知るようなきっかけがいつかあるかもしれない。ので、メモ。
p86
供物が祭壇に並べられると、いあわせた者はみな心静かに祈りはじめた。
だが、ダクタイルだけは別であった。
彼はこのような迷信じみた儀式には耐えられなかったのである。
「患者を治すことができるのか、できないのか、はっきりしてもらおう」
ウベクヘトがふり向いた。
「あなたには尊敬しているものがあるのですか?」
「科学だ。愚かな迷信などに敬意をもつ必要はない!」
「そのとおりです。わたしもあなたとまったく同じ考えです」
ダクタイルは驚いた。
「だが、おまえは‥‥」
「私はこの女神も、この石像も信じてはいません。
ですが、私は学びました。
目に見える世界とは、
創造の力に満たされた目に見えない世界の、
些細な断片のひとつにすぎないのだ、と。
そして、
この創造の力だけが、この生ける石に宿り、病人を癒すことができるのです」
📝
賢女と科学者の会話
p240
「賢者はいう、
人間は力をつけるにしたがって、さらに厳しい試練に立ち向かわなくてはならない、と‥‥。
だとすると、おれにはよほど才能があるらしいな!」
📝
この4巻では、苦しくなった。
普通人だったら、この世で一番の悲劇かもと思われることが起こる。
そんな試練のなかでも真理の場の役目を果たすパネブの言葉。